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■ 2015年01月:KEY WORD 勘違い

 新年明けましておめでとうございます。OIRON通信は多くの方にネットを通じて読まれています。賛同意見もいただきますが、私と信念が異なる方からは反対意見もいただきます。私は、出来る限りイデオロギ-に触れないような文章にしています。しかし、12月の総選挙には黙っていられなくなりました。14日の即日開票の結果、与党勢力の議員数は解散前と一議席も変わらず、15日には、与党の党役員、大臣も再任され、顔ぶれも変わらないとは、何のための解散だったのでしょうか。そのために650億円もの費用を費やしました。野党第一党の党首、幹事長を落選させるために、その選挙区に多数の要職にある議員を送り込みました。首相は何を勘違いしたのか、二人を落選させるために650億円も使ったのでは、エゴとしか思えません。650億円を東北の被災地、広島の水害地に使えば、早期の復興は間違いなかったでしょう。また、アベノミクスは成功しつつあると明言していますが、15日に発表された日銀短観(経営者の声)は1ポイント低下、円安で利益を上げていますが、DI(業況判断指数)は前月より6ポイント下落しています。多くの大手企業は、既に生産拠点の海外展開を進めており、円安だからと言っても、すぐに国内生産を増やせないのが現状です。首相は、円安効果、円安効果と言いますが、輸入品が高くなり、我々の生活は苦しくなるばかりです。アベノミクス、第一の矢、金融緩和は銀行にお金が余り、会社や個人に「借りて下さい、借りて下さい」の嵐。第二の矢は不発。第三の矢は示されずにいるのに、アベノミクスは国民に承認されたと大きな勘違いをしています。今後4年間に、政権公約にない事項まで承認されたと勘違いするでしょう。首相は12月17日、経団連等の経営団体に赴き、春闘でベースアップを要請しました。会社の経営、設備投資に口を出すなど、大きな勘違いです。国民にも大きな勘違いがあります。「自民党に投票したくないが、投票する野党がないから、選挙に行かない。」との声も聞きました。本当にそれでいいのでしょうか?「あなたは国民の権利を勘違いしている。」北海道の比例区に「支持する政党なし」の政党で登録した候補者がいて、104千票を獲得して、社民・次世代よりも多くの支持を集めました。気持ちは分かるけれども、勘違いかな?

 会社に於いても「俺はえらい」と勘違いしている人がいます。上司や役員になれば、責任が重いのは事実です。部下の提案を否定するのではなく、形を変えてでも成功させるのが上司や役員の使命です。統率には3つの方法があります。第一は「命令を与えて行う統率」。この方法は指導者にカリスマ性があり、有能で立派な人物なら効果がありますが、他の人物が行うと反感を買い、逆の結果が出ます。自分は有能と勘違いしている指導者は多くいます。第二は「部下と一体となった統率」。良い方法だと思えますが、結論までに時間がかかり、好機を逃し、後手・後手になりやすく、指導者本人は一体感が良いと思っていますが、大きな間違いです。第三は「示唆を与えて行う統率」。指導者がやりたい事を部下の潜在意識に、気付かないようにそっと植え付け、部下は自分のアイデアだと思い邁進する方法です。役職名で「えらい」と感じている指導者には第一が多く、能力が無いのに上司になってしまった指導者には第二が多いように思えます。第一にしても、第二にしても一番迷惑を被るのは部下達です。経営者は利益を出さなくてはならないし、勉強もしなければなりません。事業形態が10年前と、1年前と、昨日とでどう変わっているか、自分のアイデアで何が変わって来たかをチェックしなければなりません。経営者で5年間結果が出なければ経営の能力がないのです。ここでも迷惑を被るのは部下であり、株主です。部下の中で「提案をしても通らない」と嘆く人がいるならば、どこをどの様に修正すれば良いのか考えるべきです。上司は一人ではないはずですから、何度でもチャレンジすべきです。出した提案に信念があるなら、どこまでも信念を通すべきです。「提案をしても通らない」は、選挙に行かない理由「俺一人が行かなくても世の中何も変わらない」と同じで、大きな勘違いです。

 12月の育英会のセミナ-で、「大きな買い物をするな、借金はするな、金はできる限り使うな」と理論的に話しました。これは勘違いではないゾ!!(典)

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あきらめたらあかん/伊藤典男 著

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