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■ 2014年05月:KEY WORD 知ってる

 これは読売新聞の編集手帳に掲載されていた記事です。読まれた方もいるかもしれません。アメリカの大統領がお祈りしました。「神様、中東戦争を解決して下さい。」神様が答えました。「よろしい。でも、お前の任期中は無理だよ。」韓国の大統領がお祈りをしました。「神様、北朝鮮の問題を解決して下さい。」神様が答えました。「よろしい。でも、お前の任期中は無理だよ。」日本の総理大臣がお祈りしました。「神様、財政赤字を解決して下さい。」神様が答えました。「よろしい。でも、私の任期中は無理だよ。」(ジョーク集より)

 4月1日より消費税が5%から8%になりました。現在日本の借金は1000兆円を超えているから、消費税のUPは仕方のない事。子供や孫を国家衰亡に向かって走る“火の車”号に乗せないためにも、避けて通れない一歩でしょう。政府は社会保障に使うと約束しています。来年2015年10月には8%から10%になろうとしています。

 納税の義務は、国民の三大義務の一つですから公平でなくてはなりません。しかし、この消費税は公平ではありません。一部の中小企業や自営業者には、経理上納税額を計算する負担が重いために、売上高をもとに納税額を決める「簡易課税制度」があります。もう一度消費税を復習しましょう。商店は売上高の8%をお客様から税として預かります。その商品を仕入れた時、仕入れ値の8%は商店が支払っていますから、預かっている8%から、仕入れの時支払った8%を引いて、その差額を納めるのです。確かに帳簿はややこしいために、年商5000万円以下の事業者が「簡易課税制度」を利用しています。仕入れの時に支払った8%を計算せず、売上高に対する仕入れ額の比率を業種別に90~50%の一定額と見て計算します。この制度を利用すると、本来納めるべき税金より少ない金額で済みます。その差額は年間約1000億円とも言われていますが、この1000億円は商店の益税になっています。

 また「免税特例制度」もあります。これは売上高が1000万円以下の商店です。お客から8%の消費税を貰っていますが、1000万円以下の商店は免税特例制度で、消費税の納税義務がありません。8%は丸々お店の益税となります。年間約2000億円が個人事業者の懐に入っています。政府税制調査会は、1989年の消費税導入直後から廃止・縮小を度々求めてきましたが、当時の与党議員の反対で見直しを避けてきました。納税者の間に不公平が生じています。

 税金に対して、今年度からサラリ-マンにも必要経費が認められました。少額かも知れませんが、通勤時のス-ツ、靴、ネクタイ、会社が認めてくれなかった部下との飲食費等も計上できる様になりました。確定申告になりますが、必ず領収書は保管して、節税に挑戦して下さい。

 私達の周りには、知らないと損をしている事がまだまだあります。体調をくずして病院に行った時、院内に薬局があり、処方薬を貰っている人は何の問題もありませんが、処方箋を貰い、病院の近くの薬局で支払う薬代と、処方箋を貰った病院から遠方にある薬局で、同じ薬を処方してもらった薬代では異なります。病院の近くの薬局の方が安く手に入ります。知っている者の得です。

 納税や薬局は少しハ-ドで専門的ですが、ソフトな「知る事」がありました。競馬の桜花賞は、今年の4月14日阪神競馬場で開催されましたが、この日桜は満開でした。競馬場外の桜は,葉桜になりかけていましたが、何故か競馬場の桜は満開でした。毎年、桜花賞の時にこの競馬場の桜が満開になるのはなぜか?!実は、桜花賞時に満開になるよう、根に温度調整をしていたのです。今年は氷で根を冷やし、開花を遅らせたのです。知ってみたら「目からうろこ」でした。関係者に敬意を払うと共に、知る事の醍醐味を感じました。(典)

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あきらめたらあかん/伊藤典男 著

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