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■ 2013年03月:KEY WORD 時間

私はゴルフを始めて2年と半年です。始める前までは多くの人に勧められました。中でもロータリークラブに所属していた時、教材の代理店懇親会の時、業界の集まりの時には「伊藤さんそろそろゴルフをやろうよ」と声を掛けられました。その都度断っていた理由は、「ゴルフは1日中の時間を全て使うスポ-ツ」で会社の代表として、1日たりとも仕事から離れることが出来なかったからです。1日の時間を棒に振る様な気がしていました。今でもコ-スに出て、前の組が無駄な時間を費やしてモタモタしている時は許せない気分です。未熟であれば誰もが通る道ですから仕方ないと思いますが、マナ-に反する行為は腹に据えかねます。代表者を引退してから始めたのは正解です。ゴルフは練習も含めて多くの時間を費やすスポ-ツです。

スイスに住む学者が、極端なまでに自分の使った時間を念入りに記録したデ-タがあります。彼は80歳になった時、自分の人生で使用した時間を計算したところ、26年間をベッドで費やして、21年間を仕事に使い、髭剃りに228日、子供を叱るのに26日、ネクタイを結ぶのに18日、鼻をかむのにも18日、パイプに火をつけるのに12日、笑うのには僅か46時間だったそうです。しかし、彼がこの他に何に使ったのかわからない時間の合計が、約30年近くあったそうです。

人間は機械ではありませんから、くつろぎの時間、ボ-としている時間も必要ですが、我々には浪費している時間が多いようです。お金の浪費には気を配り家計簿でもチェックしますが、時間については気も配りませんし、チェックする人は少ないでしょう。でも時間は、借りることもできなければ貯える事も出来ません。懸命に働いたところで、稼げるわけでもなく、時間に対してできることは、使う事だけです。だからこそ有効的に使いたいものです。80歳までの分析は無理としても1週間、無理なら3日間でも集計してみませんか!今、手帳に時間が刻まれた物もあります。5~6年前「金持ちおじさん・貧乏おじさん」という本がありましたが、ここでも時間の使い方の差で金持ちにも貧乏にもなると書いてありました。

ミクロの次元で時間を考えるのが、スポ-ツの世界だと思います。陸上競技や水泳競技ではコンマ何秒で順位が決まります。100分の1秒の差が金メダルであったり銀メダルであったりします。 今年の箱根駅伝をご覧になった人も多いと思いますが、217.9Kmを10位でゴールした中央学院大学のタイムが11:27:34秒、11位の山梨学院大学は11:28:24秒でした。差は何と50秒です。217.9Kmの距離でたった50秒です。しかし、10位と11位では大きな差があります。10位は来年の駅伝にエントリ-され、11位は予選から勝ち抜いての参加になります。11位では必ず来年の箱根駅伝に出場できるとは限りません。たった50秒の差が天国と地獄を分けます。11時間28分の内のたった50秒です。

今年、総合優勝した日本体育大学の選手は起床5時~就床11時まで、無駄なく時間を過ごし成果を上げました。日体大の駅伝部は「当たり前のことを、当たり前にやれば、当たり前の結果が出る」と言っています。当たり前のことをやり遂げるにはスケジュ-ルがあり、その通りに過ごすことで無駄な時間を費やさないのです。会社経営者は悟るべきです。ビジネスはスピ-ドだと。

私はクラス授業を持っていた時、時間には厳しかったものです。決められた時間内に成績を上げなければならないのが塾です。塾でやるべき事、家庭でやるべき事を区別しました。時間のかかる暗記事項は導入の前に家庭で完全に仕上げてから塾に来るよう指導をしました。生徒の鉛筆が10秒止まればアドバイスします。10秒以上考えても鉛筆が止まっている生徒は答えには近づけないと思っています。クラス授業で生徒が20名だとして、2分無駄な時間が有れば20×2=40分が消えてしまったと思って授業に取り組んでいました。成績を上げるには指導者の指導力と無駄のない時間が不可欠です。教える者は自覚すべき事です。

時間についてはまだまだ言い尽くせません。再度話す機会を持ちたいと思います。  (典)

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あきらめたらあかん/伊藤典男 著

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