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■ 2019年01月:KEY WORD 森羅万象

 明けましておめでとうございます。昨年中は、オイロン通信を検索していただき有難うございました。そろそろ、オイロン通信を引退しようと、毎年12月の暮れに思いますが、皆さんから多くのメ-ルを頂き、励まされ、今年も頑張ってみようと思います。宜しくお願いいたします。昨年の目標として、「今年の心」に“綴る”を年賀状にも書きました。書き溜めた日記を読み直しました。74年から44年間、言い尽くされた言葉ですが、走馬灯のように生き様が甦ってきました。日記の内容の多くは、反省している文章が綴られています。行事・セミナ-・人前のスピ-チ・言い方の不備・内容の貧弱さ・早口、心が滅入る事ばかりです。しかし心躍る内容もありました。子どもたちの結婚・孫達の誕生などです。ショックな出来事は、両親の死と親友との死別でした。72歳を綴るには出来事が多すぎる人生でした。昨年の“綴る”を踏まえて、今年の心を「辿る」にしました。辿るは、「歴史を辿る」の様に今までの生き様を表す言葉であり、「道を辿る」の様に道や川に沿って進む現状を表す言葉でもあります。また、物事をある方向に進めて行く、未来を示す言葉でもあります。今年は、過去・現在・未来の融合に努めたいと思っています。中でも未来については、野球で言えば、8回の表か、裏か?という年齢ですから、負けていれば残されたチャンスに逆転を、勝っているなら残りの回をこのままリードか、追加点を入れるかを、辿ってみたいと思っています。

 皆さんは「葉っぱのフレディ-命の旅」という絵本を読んだ事がありますか?レオ・パスカ-リア作、みらいなな訳で多くの子供たちに読まれている絵本です。要約すると、私達はどこからきて、どこへ行くのだろう。生きるとはどういうことだろう。死とは何だろう。と、問いかけている本です。興味のある方は図書館で読んでください。あらすじを書きます。

 大きな木の太い枝に、葉っぱのフレディ-は春に生まれました。多くの葉っぱに取り囲まれて、葉っぱはどれも同じ形をしていると思っていましたが、やがて、ひとつとして同じ葉っぱは無い事に気が付きます。フレディ-は親友のダニエルから、色々な事を教わります。自分達が木の葉っぱだという事、めぐる季節の事。フレディ-は夏の間、気持ちよく楽しく過ごします。遅くまで遊んだり、人間のために涼しい木陰を作ってあげたり。秋がくると、緑の葉っぱ達は一気に紅葉しました。みなそれぞれ違う色に。そして冬、とうとう葉っぱが死ぬ時がきます。死とはどういう事なのか・・・ダニエルはフレディ-に、命について説明します。「いつかは死ぬさ。でも“いのち”は永遠に生きているんだよ」フレディ-は自分の生きてきた意味について考えます。「ねえ、ダニエル、僕は生まれてきてよかったのだろうか」そして最後の葉っぱとなったフレディ-は、地面に降り、眠りについたのです。子供が生と死を学ぶ絵本です。私はフレディ-が紅葉したことに注目したいと思います。木々は、日が短くなって、気温が下がると、葉と葉の間に「離層」という細胞の層を作り、水や養分を木から葉に運ぶ管を塞いでしまいます。それと同時に光合成の作用が弱くなり、紅葉します。この紅葉は、植物にとって、有害物を作る反応をさせないための防御なのです。人間をはじめ、猫や犬、小さな昆虫に至るまで、動物は体内の不要物を排泄する器官がありますが、植物には排泄する器官がありません。体内に入ったり、体内で生じたりしたもののうち、不要物は全て葉の中に蓄えられます。木はそれらの不要物を1年に1度、落葉という形でまとめて捨てるのです。落ち葉は1年間のアカ落としです。私は、フレディ-に、落ちていくのは、1年間の腐敗物を捨てる行為だよ。そして、フレディ-が地面に落ちる前に、フレディ-を生んでくれた木には、新しいフレディ-が芽吹いているよ、ということを教えてあげたい。

森羅万象、もの思う1年にしたいものです。(典)

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あきらめたらあかん/伊藤典男 著

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